ここ数年はコロナによる休園・休校や行動制限により、あまりアタマジラミの流行はみられませんでしたが、最近になり再びアタマジラミで患者さんが来院されることが増えてきました。毛と毛が触れ合うことによりうつるとされているのでお子さん同士もしくは家庭内で感染が広がっている可能性があります。ほとんどの方は痒みを伴いますがお子さんの場合は発汗量も多くそれによる痒みも相まって、普段より強い痒みを訴える場合や園や学校などでアタマジラミが流行っている場合は注意が必要です。近年以前より使用されていたスミスリンに対して抵抗性を有するアタマジラミが数多く報告されております。そのため薬剤抵抗性を有する虫体や虫卵に対しても効果が強いジメチコンを有効成分として含有するローションの使用をご検討ください。