爪甲鉤弯症(そうこうこうわんしょう)とは爪甲が鉤型に弯曲した状態となる皮膚疾患です。爪が厚くなり光沢が失われるため、見栄えが悪く、靴が履きにくかったり、爪の先端が食い込んで痛みを伴うようになります。爪甲は爪の根元をのぞき大部分が皮膚から剥がれているため、ニッパーなどで痛みを伴うことなく爪を切ることが可能です。原因として外傷や慢性的な刺激(靴のサイズがあっていないなど)、感染症(爪白癬を含む)などにより爪甲剥離を繰り返し発症するとされています。悪化因子を取り除き、月に1回程度通院していただきフットケアを行うことで日常生活に支障がない程度にまで改善させることが可能です。