汗は皮膚を潤すことで健康な皮膚を保つ作用があります。その一方で、運動の後に汗をかき過ぎて痒くなった経験をされた方も多いと思います。それではどのように汗をかけばいいのでしょうか。汗が出にくい方は、うつ熱となり皮膚は乾燥する傾向にあります。実際にアトピー性皮膚炎患者さんでは、発汗量が減少する方が多く、皮膚炎の改善に伴い発汗機能が改善する場合もあります。運動や入浴などで適度に汗をかく習慣を身につけ、皮膚の表面に残る余分な汗は長期間放置せず、タオルなどでこまめに拭き取るのが、汗とのいい付き合い方になると思います。