イネ科、キク科の花粉による皮膚炎を主訴にご来院される患者さんが増えてきました。花粉の粒子は細かく、近くに草木がなくても遠方まで飛散します。また水にも溶けやすく、鼻、眼の粘膜のみならず、汗にも溶け込み皮膚炎を生じます。濡れた洗濯物や布団にも付着しやすいので注意が必要です。道路に付着した花粉は、風が吹くと舞い上がりますので、風が強い乾燥した日は外出から帰られましたら早めに洗顔もしくは入浴されることをおすすめします。